こんにちは、ふみおです!
僕は現在、1年間の育児休暇を取得しています。
娘の姫ちゃんが生まれる前、「本当に育休を取るべきなのか?」と悩みました。
部門長という立場でもあり、会社への影響も決して小さくありません。
それでも6ヶ月経って思うのは、「育休を取得して、本当によかった」です。
今回は実際に育休を取ったからこそ分かったことや、取得前には想像していなかった気付きについてお話しします。
これからパパになる方や、育休取得を迷っている方の参考になれば嬉しいです。
育休を取らなかった未来を想像すると少し怖い
育休を取って最初に驚いたのは、自分の集中力や記憶力が想像以上に低下したことです。
- 買い物に行けば頼まれたものを忘れる
4つ買う内の、2つが思い出せません。ゆうこに電話しました。 - ベビーアラームを止めずに抱っこする。
一晩に3度もビービー鳴らしてしまいました。 - 粉ミルクを何杯入れたか分からなくなる。
3杯目?4杯目?声に出していたのに、3杯目なのか3杯入れた後なのか、わからなくなりました。
今なら笑い話ですが、その時は本気でした。
新生児育児では、常に赤ちゃんへ脳のリソースが割かれます。
寝不足も重なり、普段の自分では考えられないようなミスを連発しました。

もし育休を取らず、生後すぐに仕事へ復帰していたらどんな損害を出していただろう。
そう考えると少しぞっとします。
育休は「仕事を休む制度」ではなく、「人生最大級の環境変化に適応する期間」でもあるのだと実感しました。

赤ちゃんが可愛いだけで乗り切れると思っていた
正直に言うと、僕は育児を少し甘く見ていました。
赤ちゃんは可愛い。
だから大変なことがあっても全部我慢できると思っていました。
実際、僕は昔から子どもが好きでした。
友人の子どもと遊ぶ時も、ボランティア活動で地域の子どもと一日中付き合った時も、苦はありませんでした。
どんなに筋肉痛になっても、息が切れても、充足感の方が勝る、そんなタイプでした。
でも新生児期は想像と少し違いました。
ほとんど寝ている。
まだ視力も低い。
目が開いてても目が合わない。
話しかけても反応はない。
正直なところ、ずっと壁に向かって話しかけているような感覚になる瞬間もありました。
もちろん姫ちゃんは可愛いです。
新生児期も世界一可愛いと思っていました。
それでも「可愛い」と「大変」は両立します。
育児経験のない頃は、この感覚がなかなか理解できませんでした。
育休を取ったからこそ、育児の喜びだけでなく苦労も実感として理解できました。

妻と本当の意味で同志になれた
僕もゆうこも「一人ではこんなに平和に新生児期を乗り越えられなかった」と感じています。
妊娠や出産は男性には絶対に代われません。
十月十日お腹で育てることも。
命がけで出産することも。
女性には感謝と尊敬しかありません。
でも育児は違います。
夫も妻と同等以上に育児を担うことができます。(少なくとも育休中は!)
ミルク。寝かしつけ。オムツ替え。沐浴。着替え。吐き戻し処理。💩処理。夫婦のごはん準備。洗い物。掃除。洗濯。ごみ捨て。etc…
大変さも喜びも共有したことで、僕たちは戦友のような感覚になれたと思います。
育休を取らなければ、この感覚はきっと得られなかったです。

育休を取ったことで会社への感謝も大きくなった
子育てひろばなどへ行くと、「パパも育休中なんですか!?」と驚かれることがよくあります。
「1年取った」と言うと、その場のママさん全員から拍手を頂いたこともありました。
そのたびに感じるのは、育休取得を認めてくれた会社への感謝です。
ゆうこも友人の前で会社を褒めてくれますし、「社長に感謝だね」とよく話しています。
育休を取ることで、その人の家庭内での評価も上がる。
結果として会社への貢献の意識が増し、仕事にもよい影響がある。
実際に僕自身、もっと会社に貢献できるよう頑張ろうという気持ちが強くなりました。
部門長だった僕が1年育休を取るまで
僕は会社で部門長を務めています。
直属の上司は社長で、後継者向けの研修まで受けさせてもらっている立場です。
当時、男性社員で1週間以上の育休を取得した前例はありませんでした。
だからこそ悩みました。
僕の立場で、1年間抜けることの影響は決して小さくありません。
それでも、僕が働く理由に立ち返ると、家族と社員の幸せのためだという結論に至りました。
そこでまずは安定期に入る頃、「申請」ではなく「相談」として社長へ話を持ち掛けました。
当時、新規事業の構想や、後進育成の手が足りない課題もあったので、
「〇月には戻ってほしい」と言われれば、それに合わせて期間を検討するための相談でした。
しかし、社長は僕の希望を100%受け入れてくれました。
そこから約5か月かけて引継ぎを実施。
出産予定日の1か月前には引継ぎを完了するスケジュールで進めました。
今振り返っても、上司、同僚、部下、取引先、すべてが本当にありがたい環境だったと思います。

育休取得は自分と家族のためだけではなかった
実は、育休を取得したいと思った理由は、自分や家族のためだけではありませんでした。
僕の会社では、これまで社員の希望にできる限り寄り添えるよう、福利厚生制度の充実にも力を入れてきました。
そんな中で、ある新卒社員が退職することになった際、話してくれた言葉が、ずっと心に残っていました。
「男性の先輩社員で誰も育休を取れていないので、自分が取れる気がしませんでした」
制度としては存在していました。
会社としても、全社向けの総会の場で社長や総務部から取得を推奨するよう呼びかけてもいました。
それでも、実際に取得した人がいなければ、「本当に取っていいんだろうか」と不安になる。
その気持ちは、僕にもよく分かりました。
僕自身、新卒で入った会社では「先輩がやっていないことは、自分もできない」と考えて、サービス残業をしていたタイプだったからです。
実際のところ、ここ数年で子どもが生まれながら育休を取得しなかった社員が数名いました。
ただそれは、それぞれの家庭の事情や考え方によるものでした。(マイホーム購入したばかり、祖母と同居しているなど)
それでも周りから見れば、「男性社員で長期育休を取った人はいない」という事実だけが残ります。
だからこそ、自分が取得することには意味があるのではないかと思いました。
僕が1年間育休を取得したことで、将来子どもが生まれた後輩社員が「前例があるなら相談してみよう」と思えるかもしれない。
もしそうなれば、今回の育休は僕個人だけでなく、会社にとっても価値のある挑戦だったと言える気がします。
もちろん、全員が同じように1年間の育休を取る必要はありません。
家庭ごとに事情は違いますし、正解もひとつではありません。
それでも、「取りたいのに前例がないから言い出せない」という人が一人でも減るなら、僕が最初の一人になった意味はあったのかなと思っています。
育休を取りたいのに言い出せない人へ
「まだ若手だから無理」
「リーダーになったばかりだから無理」
「管理職だから無理」
僕も以前は同じように考えていました。
でも見方を変えれば、どの立場にも育休を取れる理由があります。
若手なら、上司に仕事を引き取ってもらえる。
リーダーなら、部下へ仕事を任せ、新しい挑戦の機会を作れる。
管理職なら、仕事を分担できるよう、組織の仕組みを見直すきっかけを作れる。
もちろん全員が同じ期間の育休を取れるとは限りません。
ただ、「自分には無理だ」と決めつける前に、一度だけでも相談してみてほしいと思います。
パパが育休を取って本当によかった
育休を取ったことで、僕は娘の成長を毎日見られています。
妻と育児の大変さを共有できました。
会社への感謝も深まりました。
そして何より、「育児ってこういうものなんだ」という実感を持てました。
育休を取るか迷っているプレパパの方へ、この記事が考えるきっかけになれば嬉しいです。
読んでくださってありがとうございました。
